血液検査と検尿だけだった。
検査診断結果が出るのに、
病院周辺を歩くことにした。
会計せずに、
いったん病院の外に出て
バス停一駅分、モノレール一駅分
離れた場所を歩き回って2時間を潰した。
この日は仕事を休みにしていたので、
心配はなかったけれど、少しの罪悪感はある。
PET-CTの結果、
大腸に赤い炎症サインが
出たので泌尿器科を受けた。
時間が空いたのは、天の啓示。
子供のころ住んでいた周辺が、
どんな風に変化しているのか?
懐かしい風景や知り合いの家、
道路や町並みを写真に残した。
なくなったお店、建物
様変わりした店や面影を変えた
町並みに朧げながら郷愁を憶えた。
腕時計の時刻が2時間経過に
近づいたので病院に戻った。
検査結果は、ガンがあるような
数値は血液からは見られず、
意思から尿は、キレイなもので
尿酸値も異常を示す数値は出ず、
『大腸がんなどの心配はない』との
診断結果だった。何のために来た。
いつものように会計を済まし、
自宅に帰ると、仕事の発注が
疲れている体に鞭打って
仕事を半分片付けて
仕上げは、翌日に回した。
これを書いている時間も
体が悲鳴を上げている。
明日は、外科の診察だ。
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